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略語について

 

オーケストラをはじめて2,3年もすると、このようなやり取りに遭遇するかもしれません。

   
Aさん:  租狸庵さん、このオーケストラの演奏会、出ているんですってね、どんな曲演奏するんですか?

   租狸庵: ぶらに です。

   Aさん:  (゜Д゜) ハア??


どういうことかは後述させていただくとして、日本人は略称が好きといわれます。

   
 「コピペ」 「アプリ」 「就活」 「駐禁」 「コスパ」 「オートマ」 「コンビニ」

           「エクステ」 「モンハン」 「筋トレ」 「プレハブ」 「農協」 「安保理」....

 

まだまだありますね。人名・グループは顕著で


    「アラカン」 「マツジュン」 「ブラピ」「ミスチル」 「ブラマヨ」 「カトパン」.....

 

挙げればきりがないようです。中には、

 

    「切手 =切符手形 」  「ボールペン="Ballpoint Pen"」  「軍手=軍用手袋」

 

など、略称と気づかず使っているものもあるかもしれません。
もともと短い名前で「略す必要がないのでは?」と思うものあり、いささか行き過ぎな気がしますが、流れは止められそうもありません。

実は、この現象はクラシック界でも全く同じです。もちろん日本だけですが。

前述の「ぶらに(ブラ2)」は、ブラームス作曲の交響曲第2番を指します。その理屈で「ぶらよん」はブラームスの交響曲第4番ってことになります。しかし、同じ理屈でも

     

    たこご

 

とかいわれても、初耳の方にはナンジャそら状態ですよね。

「蛸の言葉?・・・あなたアタマ大丈夫ですか、少し休んだほうが・・・」 となるのがフツウです。

  ( たこご=ショスタコーヴィチ作曲の交響曲第5番 )

そんな楽曲の略称が、以下のページに列記されているんですが、ふと記入者を見ると…

   Wiki - クラシック音楽の曲名の俗称の一覧


あの茂木先生でしょうか !? (2014/08/31時点)
同名の方という可能性は否定はできませんが、いや、きっと先生に違いない。

それにしても、「ひげじょ」、「どろかさ」、「ドンジョバ」、「虎刈り」なんてのもあるんですねぇ、弾いたことありますが聞いたことないっす。これらはお酒の席で命名されたんじゃなかろうか。

そんな感じで、皆様、是非今回我々が演奏する楽曲の略称にチャレンジしてくださいませんか?長くて困っているんです(嘘です)。
応募してくださった方には、プレゼントは…形ではないですが、ご来場くだされば本番を心を籠めて演奏させていただきます。


   Ensemble VPO  第9回 定期演奏会
    日時: 2014年 9月20日(土)  18:00 開演  ( 17:30 開場 )
    場所: 大田区民 アプリコ 小ホール ※入場無料

    - エルガー    弦楽のためのセレナーデ    → 「エルセレ」はなんだか怪しいお菓子みたいで嫌っす。

    - ヴィヴァルディ 「調和の霊感」作品 3 - 11 → 「ヴィヴァ○○]になるのかしら?

    - バルトーク   ルーマニア民族舞曲      → 「アメトーク」のような呼び方してはいけません。

    -  レスピーギ   「リュートの為の古風な舞曲とアリア」 第3組曲 → もはやわからぬ。

    ※プログラムは本番当日までここでもご案内しています


                                                                  2014年9月 租狸庵山人

 

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